wamitsuya’s diary

〜日本みつばち養蜂家ワミツヤの離島暮らし〜

隠岐海士比べ 1

住んで、感じた、隠岐(島後)と海士の違い。

Iターン移住者でどちらにも住んだことがあるのは稀なケースだと思うので、

海士で過ごす中で、「隠岐と海士、ココが違うな〜」と感じたことを気付いた時に書きたいと思います。

まだまだ海士初心者ですが、まずは衝撃を受けた違いを少しずつ。

 

① やっぱり天気!

 

前にもブログに書いた天気。しつこいですが、天気ぜんぜん違います!

フェリーで1時間半、距離は40キロくらいでしょうか?

こんなに近いし、「島」という似た条件なのに、やはり山の形とかが影響するのでしょうか。天気も違うし、気候自体がちょっと違う感じです。

隠岐(島後)の中だけで見ても、「中村」という北に位置する集落と「西郷」という南にある港では全く天気が違う日も多くありました。中村は雨で、西郷は晴れとか。

小さい日本列島みたいなものですかね。

 

隠岐の島は、どちらかというと山陰の気候って感じで、雨が多くて湿気っぽいです。

海士は、山陽っぽくて、晴れも多いし割とカラッとしてます。

同じ晴れの条件でも、洗濯物を外に干して取り込んだ時の湿り気が違います。

あと、引越し前に下見や準備で何回か海士に通っていた時、その度に天気をチェックしていたんですが、平均して気温が3℃も違いました。

 

3℃ってすごくないですか?

 

引越し後も、あれはたまたまだったんじゃないかと気になって、何回か気温を比べたんですが、やっぱり3℃。最低気温も最高気温も3℃違いました。

 

ちょっと、衝撃的ですよ、3℃って…。

 

ちなみにニホンミツバチは冬眠せずに、みんなで寄り添って越冬するのですが、春に働き始める温度が8〜10℃。(意外と寒い日でも働いているんです。梅の花なんかにいますよ。)

つまり、隠岐でまだまだ寒い5℃の日に、海士のミツバチは働き始めているということです!!

こんなに気温・気候が違うだなんて、たまに遊びにくるだけでは気付きませんでした。

もちろん、だから海士の方が優れているというわけではなく、私たちのやっている養蜂や畑は海士の方が向いてますが、シイタケ栽培とかは隠岐の方が向いているかと思いますし、実際盛んな印象です。

 

個人的に島前の観光ってカラッと晴れた日が楽しいと思うんです。青い海・青い空・白い雲・赤い崖・黒い牛。みたいな、観光パンフの写真もそんな感じですよね。

逆に島後は、雨の日に映える景色が多い。特に、「乳杉」と「壇鏡の滝」は雨の日を選んで行きたいくらい。なんか神々しい空気に包まれた感じになって、忘れかけていた畏敬の念が蘇ります。

 

それぞれの気候を好む生物・植物たちが繁栄して作ってきた景色は、それぞれの特徴である天気の日に映えるってことですよね。

まだ海士の夏を体験していないので、天気の移り変わりが今から楽しみです!