wamitsuya’s diary

〜日本みつばち養蜂家ワミツヤの離島暮らし〜

ニホンミツバチ養蜂家とは

今日でブログを始めて1ヶ月。

 

ブログタイトルの副題に ”ニホンミツバチ養蜂家” と書いてるくせに全く蜂のことを書いていないことに気付きました。

と、いうことで。そもそもニホンミツバチ養蜂家ってなんなのか?ちょっと説明させてください!

 

日本には養蜂家の方がたくさんおられますが、そのほとんどが「西洋ミツバチ養蜂家」です。

西洋ミツバチとは、西洋原産のミツバチのことで、起源はアフリカとされています。ヨーロッパや中国、ニュージーランドなどの蜂蜜がよくスーパーで売られていますが、すべて西洋ミツバチが集めた蜂蜜ですし、国産蜂蜜のほとんどが西洋ミツバチの蜂蜜です。

 

ニホンミツバチとはアジアに生息する東洋ミツバチの仲間で、その中でも日本で進化してきたミツバチのことです。

 

なぜ、日本の養蜂家は西洋ミツバチが多いかというと、蜂蜜を集める能力がニホンミツバチ4倍!なのです。効率的に蜂蜜を集めるため、明治時代に商業用として輸入され日本で広がりました。

が、しかしアフリカ発祥の蜂なので、寒さや湿気に弱く、西洋ミツバチの生態として実は日本は適していません。

 

一方、日本ミツバチは寒さに強いので梅やビワなど冬に花を咲かせる木々にも蜜や花粉を集めに行きます。湿気にも強いのでダニに対して耐性があり、猿同士の毛づくろいのように仲間にくっついたダニを取り合うことができます。

 

ザックリですが、西洋ミツバチと日本ミツバチの違いを書いてみました。

この、元々日本に生息する日本ミツバチの養蜂をするのが ”ニホンミツバチ養蜂家” です。

 

ちなみにですが、日本ミツバチは古くから和蜂(わばち)と呼ばれ、和蜂から採れた蜂蜜のことを和蜜(わみつ)と呼んでいました。

私たちが ”ワミツヤ” と名乗っているのは、「日本ミツバチの養蜂家です」という意味があります。