wamitsuya’s diary

〜日本みつばち養蜂家ワミツヤの離島暮らし〜

ベーシック ツリークライマー講習会

夫が参加してきた、ベーシック ツリークライマー講習。

一言で言うと、「濃かった!」らしいです。…ほんとに一言!もうちょいなんかくれ。

 

内容は、2日間でツリークライミングの座学から森林での実技に至るまで、写真を取る余裕もないくらい、覚える専門用語いっぱい、技術いっぱいで、いっぱいいっぱい。

2日目には実技試験もあり、こちらに通らないと次に目指すツリークライマー講習会に参加できないのですが、無事に通過して来ました!基礎が詰め込まれた2日間、さらに現場で活躍されている方々との交流もあり、とても充実していたようです。

 

次のツリークライマー講習会、いつ行くの?と聞くと、練習を重ねて身についていることが前提らしく、みなさん約1年後くらいに道具を揃えて参加するそう。(もちろん1年後じゃなくても大丈夫です)思っていた以上に練習が必要なんですねー。

でも命をかける作業、覚えるだけの資格と違って体にしっかり身につけてないといけないってことですよね。

 

ところで、実技って何をするのだろう?と思ってたのですが、その一つが「ロープワーク」と言うもの。ロープを上手く木に引っ掛けたり、腰につけたサドルに繋げて、素人目には超複雑な結び方でロープを結んで、命綱&下に降りるときにスイーーーッと楽に降りられるようにするのだそうです。

 

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ちょっと結び方を見せてもらったのですが、「こ、これは…」(挫折)

ベテランの方でも練習を怠ると、忘れてしまうそう。パッと見簡単そうですが、実際結んでるところを見ると、う〜ん、なんともアレな感じです。あんな複雑な結び方が何通りもあって、さらに用途別に使い分けられているなんて…尊敬。

 

夫はもともと登山が趣味なのですが、登山でもロッククライミングとかロープを使う場面がありますよね。(夫は歩き専門でしたが)

でも、ツリークライミングのロープワークでは用途を明確に分けるため、道具の名前や掛け声などの言葉がごっちゃにならないように登山用語とは異なるそうです。例えば、

山:ハーネス→木:サドル(腰につける安全帯)

山:クライミングオン→木:クライミングアップ(登り始めの掛け声)

山:ラーク→木:へデック(頭に何か落ちてくるよーの掛け声)

など。こういう細かいところ一つとっても、すごく徹底されてるなーと感心しちゃいます。

 

ところで、講習会のサポートで来ていたベテランの方曰く、親がロープワークしている家庭の ”男の子は絶対に木登りする" らしいです。

息子、いつ興味がトーマスから木登りになるのでしょうかね。…ふふ。