wamitsuya’s diary

〜日本みつばち養蜂家ワミツヤの離島暮らし〜

タンジュン考察

うちの畑ではまだまだ野菜がありません。

田んぼもしていないので、先日タンジュン仲間から米と野菜を送ってもらいました。米の品種は「イセヒカリ」。玄米で食べても皮が薄く食べやすい品種です。

米も野菜も美味しく頂いてます。

”美味しい”の基準って人それぞれで、個人の味覚に合うか合わないか、個人差がありすぎて「絶対美味しい」なんて軽々しくいえない。

特に野菜は、自分フィルターがかかるので、自家製野菜はだいたい作った本人にとってはとっても美味しい、世話して育った可愛い野菜、だからとっても美味しく感じる。

だからといって、他人に美味しいかはわからない。お金を頂いても良い質になっているのか・・・。あげたら喜んでもらえるのか・・・(自分はもらったらなんでも喜びますが(笑))

でも、自分も他人も納得する基準が一つある。

”子供がバクバク食べる”

本能で食べる子供達。子供がまずいと言えば、それはまずい。そしてたぶん体にも悪い(笑)硝酸態窒素とか多いと思う。

今回送ってもらった米も野菜も、うちの長男バクバク食べていました。

でも、食べる姿を見て気づいたことがあります。バクバク食べるって「味がおいしい」、つまり甘みがあるとか旨みがあるとかってことだと思っていたんです。実際本当に甘みも旨みもあるんだけど、様子を見ていると不思議なことに、

味見せずバクついている!(笑)

一口目からバクバク食べてる・・・なんで?しかも食べる前から「いっぱい食べるー」とタンジュンの生人参を一皿抱えて宣言している(笑)

「タンジュン野菜」と、「肉や魚や味噌汁のワカメや普通の野菜」もある食卓で、タンジュン野菜だけをまず食べているんです。味噌汁でも、ワカメは後回しにしてタンジュン野菜のカブを先に箸でとる。カブなんか食卓の常連じゃないのに。ワカメ好きな子なのに。

なんかコレって、鳥とか獣が畑を荒らすのに似てる気がします。こっちの畑は荒らすのに、その横の畑はなぜか荒らさない、みたいな。匂いや視覚的な紫外線反射の違いだったりで見分けてるのかと想像してましたが、そんなことじゃなくて”わかる”のかもしれないですね、うちの子みたいに(笑)

体が必須!と感じているものを先に食べる。自分にとって重要な栄養を先に食べる。熊が鮭の肝だけ食べる。

それが”美味しい”の正体・・・なのではないでしょうか。

ちなみに鳥も獣も虫も、人間とは欲している栄養が違うので、 タンジュン野菜は虫食いや鳥獣害にあいにくです。