wamitsuya’s diary

〜日本みつばち養蜂家ワミツヤの離島暮らし〜

始動

海士に来て、畑やっと始まりましたー!!畑作業は1年ぶりです!

といっても、お借りした畑が炭素循環農法するにはちょっと向いてないかな?とゆう土地なので、とりあえず自家用野菜が少し採れれば良いかなって感じです。

それでも自分ちの野菜が食べられるのは嬉しい!美味しい野菜は食べると細胞が「ブワッッ」てします(笑)本格的に土壌改良した畑ではないので「ブワッッ」は期待出来ないですが、味の良い”のらぼう菜”の種を蒔いたので春が楽しみです。

たぶん、この「ブワッッ」はドラゴンボールの仙豆食べた時に似てると思います。仙豆食べたことないけど。

 

f:id:wamitsuya:20180926125343j:plain

夫が耕すぅ〜ズンズン耕すぅ〜♪

 

 

ワミツヤといえば”のらぼう菜”なんです、知らんと思いますが(笑)

のらぼう菜は菜種科の一種で、菜の花のような苦味はなく甘みが強くて美味しい野菜。4倍体なので他の野菜と交雑する心配もなし(遺伝子組み換えと混ざる心配もなし!)。花芽を食べるのですが、花芽を摘むと脇芽がたくさん出てきて花がたくさん咲きます。

花は4〜5月頃咲くのですが、この時期は巣別れした蜜蜂が子育てを開始する時期なので、子育てに必要な花粉が、こののらぼう菜からたくさん集められるので蜂の子育てがスムーズに始まる!とゆうわけです。

 

人もそうだと思うんですが、子育てに適した環境じゃないとストレスになるし、成長にも影響しますよね?

蜂も子育てに適したところで巣を作るし、育てるんです。そして華麗にスタート出来た巣は子育て順調で働き蜂の数も増えて、ハチミツも貯めやすくなります。

 

養蜂家はそのハチミツをゴソッと貰うイメージですが(笑)、実は冬を迎えるとき貯めすぎたハチミツは管理が必要なので蜂にとって多すぎる場合があるんです。

冬に向けて働き蜂の数は減っていくのに、ハチミツが多すぎて管理が行き届かない・・・その隙に付け込んで、蛾の幼虫などが勢力を拡大して結局その巣に住めなくなってしまうって場合もあります。栄枯盛衰のことわりをあらわしてます(笑)

だから、ワミツヤは蜂が冬に必要な貯蔵量を見極めてハチミツを貰います。少ない場合は貰わないし、必要な量に達してない場合は他の巣から貰ったハチミツをあげたりします。そんなことしてると養蜂だけでは生活できないのですが(笑)

でも、蜂も木も山も海も人のために生きてるわけじゃないんで、お互い気持ちよく生きていきたいってもんです。